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はやぶさのグランクラスに乗ってみた話

E5系以降のJR東日本の新幹線車両にはそれまでの自由席、指定席、グリーン車に加えグランクラスという飛行機でいうファーストクラスに相当する?座席が設定されました。

この記事ではグランクラスに乗ってみた話を紹介します。

目次

グランクラスとは?

北海道、東北、上越、北陸新幹線を走るE/H5系の10号車、E/W7系の12号車に設けられているわずか18席しかない新幹線車両の中でも最上級の車両です。

※写真はE7系のグランクラスです。

座席は2+1列の3席で座席は高級マッサージチェアの様に大きく、体を包み込んでくれます。

座席のリクライニングは当然の様に電動で右手側にあるコントロールパネルで操作します。

グランクラスには2パターンの営業形態があります。

一つはグランクラス専任のアテンダントさんが乗車し、軽食や飲み物、おしぼりの提供をして頂けるフルサービス型、
もう一つはアテンダントさんの乗車や軽食等のサービスが無い座席のみ使用出来る座席開放型です。

前者は主に長距離を走行する列車、後者は主に短距離・各駅停車型の列車に設定されています。

私はどちらのタイプのグランクラスにも乗車してみましたが、それぞれに良さがあったと感じています。

【 フルサービス型の良さ 】
・「グランクラスらしさ」を味わえる。
・軽食や飲み物が提供されるので乗車前にバタバタと売店で飲食物を購入する必要が無い。
→降車時にゴミを捨てなくて良いのも利点ですね。

【 座席開放型の良さ 】
・サービスが無い分、フルサービス型より割安で使用出来る。
・好きな食べ物、飲食物を楽しむ事が出来る。
→フルサービス型で提供される軽食や飲み物以外を楽しみたい場合は座席開放型の方が良いかもしれません。
 私も座席開放型のグランクラスに乗った際は駅弁と大好きな宝焼酎ハイボールを楽しみました。

初めてのグランクラスは?

初めてのグランクラスは出張の前泊で新潟方面に向かう際に乗った上越新幹線(E7系)でした。

座席開放型でなおかつ東京を比較的遅い時間に出発する列車だったのでグランクラスを貸切状態で使用する事が出来ました。

貸切状態で専任のアテンダントさんがついてしまうと何か気まずい?ので座席開放型で良かったです。

車内には私一人しかいないので、持ち込んだ駅弁と大好きな宝焼酎ハイボールを楽しみながら、
グランクラスの座席を細かく観察する事も出来ました。

一方で確かに乗り心地は良いのですが、費用対効果を考えるとグリーン車でも満足出来るなと思ってしまった為、
いつかフルサービス型のグランクラスにも乗りたい!と思う様になりました。

はやぶさのグランクラスに乗車!

フルサービス型のグランクラスに憧れを抱きながら日々の生活を送っていると、
たまたま北海道へ出張する事になりました。

日本海側の北海道なので函館まで飛行機で行くか新幹線で行き、函館からレンタカーで移動する事になります。

通常であれば飛行機を選ぶのですが、せっかく東京から函館新北斗まで完乗出来るのであれば新幹線で行こう!という事で往復新幹線で移動する事にしました。

片道4時間超。
出張で新幹線に乗る機会は多かったのですが、さすがにこんなにも長い時間新幹線に乗る事は初めてでした。

平日14:00台に東京を出発するはやぶさに乗りましたが、そこそこの乗車率でした。
はやぶさは仙台や盛岡への最速列車でもあるので、大半の乗客は仙台や盛岡で下車していきました。

盛岡を過ぎると車内にいる人も減って来たので普通車でもゆっくりと過ごす事が出来ました。

そのままはやぶさは北上を続け、遂に本州と北海道を結ぶ青函トンネルに入ります。

初めて青函トンネルを通りましたが、やはりとても長いトンネルでした。

北海道に上陸するといよいよ終点の函館新北斗に到着です。

時刻は18:30くらい。
訪問したのは夏だったのですが、さすがに薄暗くなっていました。

ここから宿泊先まで100㎞近くのドライブなので、すぐにレンタカーを借りて宿泊先へと向かいます。

出張は無事に翌日の午前中に終了しました。
帰路につくべく函館新北斗駅へ向かいます。

帰りの新幹線は函館新北斗を13:30くらいに出発します。

行きは指定席でしたが、帰りは奮発してグランクラスにしてみました。
(出張なので指定席分の新幹線代は出ますが、東京までのグランクラス代約10,000は自腹です)

函館新北斗駅には12:00ぐらいに到着した為、駅の中にある飲食店で昼食を取り、お土産屋さんでお土産を購入しつつ、
新幹線の出発時間を待ちます。

そして、いよいよ東京行のはやぶさグランクラスに乗車します。

充当された車両はE5系でした。

早速車内に乗り込み、座席に着きます。

予約した座席は進行方向左側の一人席です。

元々進行方向左側の席に着くのが好きなので、進行方向左側が一人席になる帰りのはやぶさでグランクラスを利用してみました。

はやぶさが函館新北斗駅を出発すると専任のアテンダントさんがおしぼり、軽食、飲み物を提供を開始します。

東京まで4時間の長旅なので軽食とビールを楽しみつつグランクラスでの時間を過ごします。

グランクラスの乗車率は低く、結局東京までの乗車率は半分くらいだったと記憶しています。

皆さん一人で乗られていたので、室内はとても静かで快適でした。

ビールと車窓を楽しみつつのんびりとしていると仙台を過ぎ、普段の出張で見慣れた車窓が眼前に広がる様になります。

そのままはやぶさは終点の東京駅へ到着しました。

最後に

正直な話、コスパという面ではグランクラスはグリーン車に勝てないのかなと思っています。

しかしながら、グランクラスとグリーン車の間には大きな差があると思います。

グリーン車でも十分快適な時間を過ごす事が出来ますが、グランクラスになると快適性に加えプライベート感も味わう事が出来ます。

特にわたしが利用した一人席では完全に周囲から独立して座席が置かれている為、大きな声や音を発しない限りは周囲に一切気兼ねせずに過ごす事が出来ます。

グリーン車でさえも隣に誰かが座ってしまうとちょっと気を張ってしまうのでこの点はグランクラスの明確なアドバンテージではないかと考えています。

グランクラスは運賃と特急料金に加えてグランクラス料金が別途掛かるので庶民にはなかなか手を出す事が出来ない座席ではありますが、長距離を乗る機会があれば一度は体験してみても良いのかなと思います。

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この記事を書いた人

アラサーのサラリーマンです。
趣味やこれまでの生き方について皆様にお伝えします。

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