冬と言えば鍋です。
一般的に鍋と言えば大人数で鍋を囲みながら食べるイメージが強いですが、
小さい土鍋で自分のペースで鍋をつつける一人鍋も中々楽しいものです。
学生時代に一人暮らしをしていた時は週の半分くらい一人鍋を食べていました。
この記事では一人鍋の魅力について紹介します。
一人鍋を始めたきっかけは?
元々鍋が好きで実家にいる時も冬の休日は毎回鍋でも嫌にならないぐらいでした。
大学進学を機に一人暮らしを始めたのですが、鍋が美味しい時期になると鍋が恋しくなりました。
スーパーに一人用のアルミの鍋セットが売っているのですが、何か違う気がしたので結局買いませんでした。
鍋への思いを募らせつつ悶々とする日々を過ごしていると、別件で立ち寄ったお店で一人用の土鍋を発見しました。
「これだっ!」と思い一人鍋とカセットコンロを衝動買いしました。
アルミではなく家で鍋をやる時と同じ土鍋を使えば一人でも実家にいる時と同じ様に鍋が楽しめると思い、
一人鍋に挑戦してみる事にしました。
食材選びに苦戦。。。
一人用の土鍋とカセットコンロは調達したので後必要なのは鍋の食材とお酒です。
鍋の具材で一番大好きなのは何と言っても「豆腐」です。
鍋は豆腐を食べる為にやると言っても過言ではないくらい鍋の豆腐が大好きなので、
一人ですが、300gの豆腐を購入します。
後は野菜とお肉ですが、普段鍋以外では野菜をあまり食べなかったので割高ではありましたが、
一人鍋用?の野菜ミックスを購入しました。
次に肉を選びます。
個人的には鍋に入った鶏ももが大好きなのですが、今回は初めての一人鍋という事で、
ひとまず豚小間を200g購入する事にしました。
最後に調達する食材?は鍋つゆですが、パウチに入った液体の鍋つゆはほとんどが750ml使い切りのタイプで、
一人鍋には向かないしろものでした。
当時一人暮らしで自炊はしていたので、家に調味料はあったのですが、初めての一人鍋で失敗したくないと思い、
一人鍋で使える市販の鍋つゆが無いか鍋つゆ売り場を探しました。
そんな中見つけたのが「エバラ プチっと鍋」です。
今では色々なメーカさんが似たような商品を出していますが、私が大学生に成り立ての頃はまだそんなに一人鍋需要が無かったのか、まだプチっと鍋くらいしか少人数向けの鍋スープは売っていなかったと思います。
(たまたま私が利用していたスーパーに無かっただけかもしれませんが。。。)
ちょうど良かったのでプチっと鍋のキムチ味を購入する事にしました。
鍋と言えば〆ですが、夜に炭水化物は食べない事と残ったスープは翌朝おじやに利用したいと思ったので、
〆になりそうなものは万が一、〆が食べたくなった時用に冷凍うどんだけ購入しました。
そして、最後はお酒ですね。
麦とホップと大好きな宝焼酎ハイボール ドライを購入しました。
初めての一人鍋に挑戦!
買い物を終えて帰宅したらもう時刻は夕方なので早速一人鍋の準備に着手します。
まずはスープの準備です。
プチっと鍋は一つ一人前が目安らしいので、一つと水160mlを鍋に入れます。
1カップ(200ml)にも満たない量なのでとても心もとないですが、野菜などの具材を入れて煮えればスープの量も増えるだろうと考え、ひとまず野菜、豚肉、豆腐を投入します。
多少かさは増しましたが、やっぱりスープの量が心もとないので、もう一つプチっと鍋を追加しました。
この時から現在までプチっと鍋を使用する時は必ず二つ使うようにしています。
ひとまず鍋の準備とカセットコンロの準備が完了しました。
後は鍋をぐつぐつと温めながら晩酌を開始するだけなので急いでシャワーを浴びて晩酌の準備を整えます。
全ての準備は整ったので早速カセットコンロの火を付けて麦とホップを飲みながら煮えるのを待ちます。
数分後、鍋がぐつぐつと煮えてきました。
やはり、一人鍋なので具材が煮えるのが早いです。
早速、私の大好きな豆腐を食べます。
「うまい!」
やっぱり、鍋の豆腐は最高です。
これまで実家でしか楽しめないと思っていた鍋が実は一人でも手軽に出来る事に気付く事が出来ました。
一人鍋のレシピは?
初めて一人鍋をやってみてからは冬になったら白菜や豚肉のパック(一人用の200gのお肉よりも家族用の600g用のお肉の方が同じお肉でも単価が下がるので安く調達出来ます)を買い込んで、毎晩の様に一人鍋をする様になりました。
基本的には和風の鍋つゆ(クックパッドなどに掲載されている鍋つゆレシピを参考にしました)に豆腐、白菜、豚肉を入れるだけでしたが、お肉を鶏肉に変えてみたり、プチっと鍋を使ってスープの味を変えたりと食べ飽きない様にする工夫もしていました。
そんな一人鍋を満喫している中で、「常夜鍋」なるものがある事を知りました。
かなりシンプルなお鍋で諸説あるようですが、たくさんのお酒にニンニクを入れたスープに豚肉とほうれん草を入れて楽しむ鍋らしいです。
あいにくお酒をだばだばと使う度胸は当時無かったので、水を多めにして常夜鍋に挑戦してみる事にしました。
具材はとてもシンプルなので、めっちゃ美味いという訳では無いのですが、シンプルな分、豚肉やほうれん草の味をしっかりと感じる事が出来ます。
これを機に常夜鍋にもハマってしまい、今でもたまに一人鍋をやる時は常夜鍋を作って楽しんでいます。
私が常夜鍋を作る上で必ず行っているのが豚肉とほうれん草の下茹でです。
鍋でどうせ煮えるんだからと下茹でをせずにやった事があったのですが、何か雑味があってあまり美味しくなかったんですね。
原因は色々とあるのだとは思いますが、鍋そのものがシンプルな分、雑味が少しでも入ってしまうと常夜鍋の魅力である素材の純粋な味を楽しむ事が出来なくなってしまうのだと思います。
それからはどんなに面倒でも必ず豚肉とほうれん草は下茹でをして、お皿に盛った上で、一度に食べる量を食べるタイミングで鍋に入れて温めたら食べるという食べ方で常夜鍋を楽しむ様になりました。
一人鍋は楽しい!
今でこそ一人鍋も市民権を得た様になりましたが、私が大学生に成り立ての頃はまだまだ鍋は大人数で囲むものというイメージが強かったです。
一人鍋には多くの魅力がありますが、個人的には一人暮らしをしている男性にこそ一人鍋を推奨したいです。
なぜなら一人鍋をするとなかなか普段取れない野菜を美味しく取る事が出来るからです。
私も普段の生活では意識をしない限り、食卓に野菜が並ぶ事はあまり無かったのですが、
一人鍋をする時期になるとその時期だけ常に冷蔵庫の中に野菜が置かれる様になりました。
美味しくて翌朝のご飯の準備も気にしなくて良い。そして意識しないと取れない野菜を美味しく取る事が出来る。
これが一人鍋の魅力なのだと思っています。
まだ一人鍋をやった事が無いという方も試しに一度やってみてはいかがでしょうか?
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