大学生が家系ラーメンにハマった話

わたしは家系ラーメンが大好きです。
空腹にガツンと来る醤油豚骨スープ、強いスープに負けない太麺、そして家系ラーメンには欠かせない焼豚、海苔、青菜。

この記事ではわたしが家系ラーメンにハマった経緯について紹介します。

家系ラーメンとの出会い

わたしが家系ラーメンと出会ったのは大学に入ってからでした。

わたしが通っていた大学にはキャンパスのすぐ近くに家系ラーメン屋さんがあり、
そこで初めて「家系ラーメン」なるものを体験する事になりました。

友人と大学近くの武蔵家(首都圏に系列店を含めて点在する家系ラーメン店です)に訪問してみたのですが、
大学に入るまで「家系ラーメン」なるものを知らなかった為、食券を店員さんに渡した際に、
「お好みは？」「ライスどうする？」と聞かれた時は分けも分からずぽかんとしてしまいました。

【　補足　】
多くの家系ラーメンのお店では食券を渡す際or注文時に「お好み」を聞かれます。この「お好み」というのは、
「麺の固さ(固め・普通・柔かめ)」
「スープの味の濃さ(濃いめ・普通・薄め)」
「鶏油と呼ばれる油の量(多め・普通・少なめ)」
以上の3つの好みを差します。
(例)お好みを全部「普通」にする→「全部普通で！」、麺は固めが良くて油の量は少なめにする→「固め、普通、少なめ！」

ライスはお店によりますが、武蔵家系列の店では基本ライス無料(量やお替りは自由)の場合が多いです。

家系ラーメンの洗礼？を受けたわたしですが、いきなりの事で状況を理解出来なったので、ひとまずお好み全部普通でライスもお願いしました。

初めての家系ラーメンの感想は？

無事に注文を終えてしばらく待つと、茶碗に盛られたライスとラーメンが到着しました。

これまで見た事の無い茶濁のスープ。
今のわたしなら「待ってました！」とばかりにすするのですが、当時の私には、
「何か味の濃い醤油ラーメン？」という印象しか残りませんでした。

正直言ってそこまでの感動はありませんでした。
(今ではとてもありえませんが。。。)

何故家系ラーメンにハマったのか？

前述の通り、初めて食べた家系ラーメンには正直そこまでの感動はありませんでした。

しかしながら、大学から近いという事もあり、何度も何度も通っていくうちに、
「家系ラーメンって美味しい！」「ライスおじや最高！」と感じるようになりました。
※「ライスおじや」：残ったスープをライスに掛ける食べ方。見た目は正直よろしく無いですが、味は絶品です。

そんなこんなで徐々に家系ラーメンにハマっていくとわたしの中でふとした疑問が湧きました。
「家系ラーメンってそもそも何なのか？」「元祖はあるのだろうか？」
わたしの悪い？癖が発揮されてしまい家系ラーメンについて調べるようになりました。

家系ラーメンのルーツをたどる

家系ラーメンについて調べるようになったわたしは以下の様な事を知りました。

・家系ラーメンの元祖は横浜駅近くにある「吉村家」というお店。
・家系ラーメン屋の中には店内でスープを作らずに工場で作ったスープを使用するお店がある。
→いわゆる「資本系」「偽家系」と呼ばれるラーメン屋の事です。
・武蔵家以外にも美味しい家系ラーメン屋がたくさんある。
etc…

普段食べている武蔵家以外にもたくさんの美味しい家系ラーメン屋がある事を知ったわたしは、
同じく家系ラーメン好きになった友人と関東各地の家系ラーメンをめぐるようになりました。

家系ラーメンめぐりをしていく中でそれぞれのラーメンの味に感動していたのですが、
当然「元祖はどんなもんなんだ？」という興味がふつふと湧き出しました。

しかしながら、家系ラーメンの元祖・吉村家はかなりの人気店かつ常に大行列のお店と聞いていたので、
なかなか訪問する機会が設けられず、悶々としながら過ごす日々が続いていました。。。

いよいよ家系ラーメンの総本山へ！

悶々とした日々を過ごしつつも家系ラーメンを食べ続けた当時のわたしでしたが、いよいよ大学3年生の夏休み期間中に家系ラーメンの総本山・吉村家に行く機会を設ける事が出来ました。

いざ横浜駅西口に降り立ち、友人と歩く事数分。
大行列をなしている家系ラーメンの総本山・吉村家にたどり着きました。

事前のネットサーフィンで「行列に並ぶ前に食券を買う」事を予習していたので、
大行列をよそに食券(プラスチックのプレート)を購入し、大行列の最後尾に並びました。

行列は歩道にあふれる程長かったのですが、お客さんの回転は早いので１時間掛からないくらいで席に着く事が出来ました。

早速店員さんに食券を渡し「固め、濃いめ、普通」とお好みを伝えます。

セルフサービスのお水を飲みながら待っていると遂に念願の総本山・吉村家のラーメンが到着しました。

まずはスープを一口。。。

「美味いっ！」

最初に飲んだスープで「これが総本山の味か。。。」と吉村家の魅力に引き込まれました。

直系店の味に魅了される

吉村家で「直系の味」を知ってしまったわたしは更に家系ラーメンにハマりました。

大学を卒業し、社会人になり車を購入してからは更に行動範囲が広くなり、
大学時代には行けなかった千葉の杉田家や宇都宮のたつ家(宇都宮市にある王道家系列店)などの直系のお店を週末にめぐるようになりました。

この記事ではわたしが家系ラーメンにハマるまでのお話を紹介しました。
私事ですが、この記事を書きながら家系ラーメン欲が湧いて来たので、週末の明日は近所の王道家系列店に訪問するつもりです！